お口の健康と体の健康には深いつながりがあるんです
歯科疾患・お口の機能と体の健康・介護予防等についてのご案内です。
お口の健康について
●歯は一生の財産です ●『治療中心』から『予防中心』へ
●虫歯と歯周病が歯科の二大疾患です ●人によりかかりやすさ・かかりにくさがあります
●患者さんの役割
虫歯(う蝕)について
●歯磨きの大切さ ●虫歯の細菌 ●細菌はどうやって歯面に付くの?
●虫歯のなり方 ●乳歯の虫歯について ●永久歯の虫歯について
●歯根露出部(歯の根が露出)の虫歯発症で留意しなければいけないこと ●虫歯と食事
唾液について
●《唾液の働き》 ●当医院ではご希望により【唾液検査】を実施しております
フッ素について
●《虫歯とフッ素》 ●《お口の中では……》
歯周病について
●《歯周病は感染症です》 ●歯周病の菌
●歯周病は痛みがなくても、徐々に進行していく病気です ●歯周病の特徴
介護予防と歯科
●ご存じですか?『介護予防』 ●口は心身の“健康の鍵” ●咀嚼機能を保つためには
●口腔内の清潔維持は大切 ●むし歯や歯周病が引き起こす全身の病気
お口の健康について
現在、ご自分の歯は何本生えているかご存じですか?お口の中がどのような状況か把握していらっしゃいますか?
歯科疾患実態調査によると、親知らずを含む32本の歯うち、60歳で14本、80歳で27本も失うというデーターが出ています。つまり80歳では5本くらいしか残っておらず、残った歯もほとんど機能してないのが現状のようです。
80歳で、20本以上の自分の歯があれば、何でも食べられ、楽しい食生活が送れます。
今からでも遅くありません。『病気を予防する事』を第一に考え、実行すれば、自分の歯で一生噛める事も不可能ではありません。
『歯が痛くなったから歯医者に行く』『歯は痛くなってから治療すればいい』…という考えが、結局、ご自分の大切な歯を失うことになってしまいます。
残念ながら治療したといっても、一度悪くしてしまった歯の寿命は短くなるのが現実です。
まずは、器具でお口の中を拝見し、レントゲン撮影や口腔内写真などで診査・診断し、『あなたに合った治療・予防プログラム』にそって実践すると、生涯を通して自分の歯を守ることは可能です。
虫歯(カリエス)は、幼児期や学童期にかかりやすく、成人が虫歯にかかる場合は、歯肉が退縮し、セメント質(歯根面)が露出した部分に多くおこります。(=歯頚部カリエス)。
歯周病とは、歯周組織の病気で,歯を支える組織を破壊してしまい、歯を失う大きな原因となっています。
これらの二大疾患の原因は『デンタル・プラーク』といわれる細菌群にによって引き起こされますが、その進行度や頻度などには個人差があり、その人の病原菌に対する抵抗力によって異なります。
あなたが疾患にかかりやすいか、かかりやすいとすればどのような要因があるのかを、正確に診査・診断することから治療と予防の第一歩が始まります。
年齢・歯の質・歯の生え方・細菌の種類と数・唾液など、いくつかの要因が重なったときに歯や歯周組織の病気にかかります。予防は危険に応じて、危険性のある部分や全身の状態などを知った上で行う事が効果的です。
予防の中心は、原因であるプラーク(歯垢)の培養を抑制し、悪影響を及ぼさない程度にコントロールすることです。そのためには、歯科医院でなければできない知識や技術、器具を用いたコントロールと、患者さん自身による毎日の歯磨きなどのコントロール(ホームケア)の二つが必要です。
診査・診断をし、いくら『予防のプログラム』が作られたとしても、それを実行しなければ効果は全く上がりません。
虫歯や歯周病は、身体の抵抗力とのバランスに関連しているため、ホームケアを怠ると、細菌の活動は活発になり、発症してしまいます。
歯科の予防も、成人病の予防と同じように毎日実践してはじめて、効果があがります。
『自分の健康は自分で守る』という意識を大切にしてください。そのための専門的なアドバイスやバックアップは、私たちが全力で行います。
☆当医院でお薦めする『虫歯予防効果の高い歯磨き粉・洗口剤』は、【その他・歯磨き粉】にて紹介しております
虫歯(う蝕)について
…せっかく治療に来たのに、歯磨きの方法を教えられてもね〜…歯磨きはいいから治療をしてくれ…そう思われるのは仕方のないことですが、歯磨きは手の洗い方みたいなもので治療ほど大事ではないと言うのは全然違います!!
確かに、歯肉のちょっとした腫れを気にせずに、虫歯や痛いところだけを急いでかぶせたり、削ったりし治療を早く進めて早く終わらすのは、患者さんにとっても歯科医院にとっても負担が少なく済みますが…虫歯や歯周病の危険性を一気に高めてしまう原因になります。
虫歯も歯周病も、お口の中の細菌が異常に増えた結果生じるもので、治すには原因を除去することが一番大切です。
まず大事な事は、虫歯はバイ菌(細菌)の感染によって起こる…という事です。→つまり《虫歯は細菌が作る》ということです。
お口の中には、常に300〜400種の細菌が共存していて、身体の中で最高に菌密度が高い場所になります。
ただ、どの細菌にも手足はありません。そのままでは歯にしがみついていられないので、唾液の大波がくると洗い流されてしまいます。また、どこででも生きてゆくことが出来るわけではありません。…では、どうやって歯に付着するのでしょうか?
【お口の中の細菌は付着力が弱い】
そこに食べ物などの『糖分』が存在すると、水不溶性グルカンという水飴のような粘着性の多糖類が細菌によって2〜3時間で合成されます。
グルカンが出来てその中で細菌が増殖し始めると、除去するのが困難になってくる=適当な歯ブラシでは十分にきれいにならなず、増殖した細菌や死骸などが歯の表面に積もっていきます。
十分な歯ブラシをせずに放置すると、3〜5日で熟成した【プラーク(歯垢)】になります。
プラークとは、細菌と細菌の生産物が絡み合った物の事をいいます
プラークの中に存在する【虫歯の原因になる細菌】は、砂糖をもとに『酸』を作り、人体でもっとも硬い組織である歯の表面を溶かしてしまいます。=虫歯
人間の体には、この酸と戦おうとする抵抗力があり、人によって程度の差はありますが、唾液や歯の質などがその力です。
しかし、酸にさらされる回数が多かったり、時間が長かったりすれば、酸との戦いに敗れ、虫歯になってしまいます。つまり、時間と体の抵抗力の戦いとも言えます。
………そこで、 虫歯予防には次の点が大切になってきます。
1 細菌が歯の周囲に付かないようにする→歯磨き・歯間ブラシ・糸ようじ…
2 細菌を殺すか、細菌の活動を抑える→うがい薬(洗口剤)・糖質制限(シュガーコントロール)
3 細菌のつくる「酸」に抵抗できる丈夫な歯の質をつくる→フッ素の応用
乳歯の前歯などに虫歯ができると、歯に味噌がくっついたようになり、いわゆる「みそっぱ」と呼ばれ、見た目にも感じのよいものではありません。また、乳歯の奥歯が大きな虫歯になると、冷たい水を飲んだときや食事のときに痛むようになり、食事が楽しめなくなったり、偏食のきっかけになったり、口臭の原因にもなり、ひどいときには食事の量が減ってきたりします。
重症になって乳歯が抜けてしまうと、その後に生えてくる永久歯の色が茶色や黒色に変わったり、かたちが本来の永久歯と違って変なかたちになって生えてくる事があります。また、乳歯が早く抜けてしまうと、その隣にあった歯の場所がずれてきて、将来の永久歯が生えてくる場所を狭くしてしまい、不正な歯並びの原因になってしまいます。
虫歯は一度できてしまうと自然には治らない病気です。虫歯菌で壊された歯の色やかたちは自然に戻ることはありません。
ですから、虫歯に対しては【予防】が一番大切なのです。 |
一般に永久歯は乳歯に比べて丈夫で、特に歯の表面の硬いエナメル質は乳歯の倍ほどの厚さで、石灰化が強く、様々な外界の刺激に抵抗できるようになっています。虫歯の進行も乳歯ほど早くはありません。しかし個人差もあり、また食生活の変化などの影響もあって一概には言えません。
成人期では、どちらかというと歯の表面よりは『歯と歯の間』『歯と歯肉の間』など見つけにくい場所に多くみられ、しかむ進行した状態で発見されることが多いようです。
歯周病や歯ブラシの過剰な圧力のかけすぎなどにより、歯肉の退縮が起きると『象牙質』が露出してしまい、冷たいものや歯ブラシでしみたりすることがあります(知覚過敏症)
象牙質は、エナメル質よりも酸におかされやすいため、虫歯になりやすいです。(根面カリエス)
《根面カリエスのリスク》
1 食事回数の多い人
2 「のど飴」等、アメを常用している人
3 唾液の分泌量が極端に少ない人
4 歯周治療後のプラークコントロールが不良の人(清掃が不十分な人)
歯根露出部(歯の根が露出)の虫歯発症で
留意しなければいけないこと |
歯根面露出部の虫歯発症で留意しなければならないことは→エナメル質の虫歯と異なり、弱い酸でも脱灰が生じる点です。
エナメル質の脱灰はPH5.5以下で生じると言われていますが、根露出部の象牙質のにおいては、PH6.2程度であると言われています。この酸の強さを単純な数値になおすと、約5倍程度の酸の強さがあると考えられ、根露出部がいかに強い酸で脱灰されるか理解できるでしょう。
《食事とPH(ペーハー)の関係》
食事をとるたびに、お口の中は数分で酸性になり(PHが低くなる)、歯の表面の成分(カルシウム・リン)が溶かされ始めます(脱灰)。40分位時間がたつと、PHは高くなり、溶かされていた歯の成分はもとに戻されます(再石灰化)。
▼朝食・昼食・夕食を定期的にとっていると、唾液の力で酸は中和され、歯の表面は再石灰化されます。
▼夜、就寝前に飲食すると、睡眠中は唾液の分泌が著しく低下するため、酸にさらされる時間が非常に長くなります。
▼食事の間におやつなどを頻繁に摂取すると、お口の中の酸性状態が非常に長くなり、脱灰が継続することになります。
▼唾液分泌や質が劣っていて、酸を中和する能力(唾液緩衝能)が低い人の場合、食事後中性に戻るのが遅く、酸性状態が長く続きます。
当医院では虫歯の発生・進行を予防しながら殺菌、歯石の原因の除去に効果的なケア用品を『ホームケア用品』にて掲載しています。
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ホームケア用品
唾液について
人間のもっている虫歯に対する抵抗力のうちで、もっとも大きな力は『唾液』です。唾液の作用には次のことがあります。
| 1.洗浄作用… |
唾液は歯面やお口の中を洗浄します。 |
| 2.殺菌・抗菌作用… |
唾液中の免疫抗体、リゾチーム、ペルオキシターゼ、ラクトフェリンなどに抗菌作用がありプラークの形成・発育を抑制します。 |
| 3.緩衝作用… |
お口の中の酸・アルカリを中和させます。 |
| 4.抗脱灰作用… |
PHを高めて、歯の溶解を低下させ、またエナメル質・象牙質の再石灰化を促進させます。 |
☆唾液はこのような優れた働きをしていますので、分泌量が多いほど、虫歯予防の効果は高くなります
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当医院ではご希望により【唾液検査】を実施しております |
当医院では患者様のご希望また必要に応じ【唾液の検査】をさせていただいております。
検査方法は下記の方法でおこないます。
Step1 専用のガムを5分間噛み、唾液を採取します。
Step2 唾液の分泌量を測ります。
Step3 測定器に唾液を滴下し、唾液のph値と唾液の力を判定します。
【唾液の検査】
個人差のある唾液量、唾液緩衝能を簡単にチェックできます。年齢や体調などによって唾液量・緩衝能は変化するので、定期的にチェックすることをお薦めします。検査の結果によって個々の患者さんの治療指針を立てることで、より効果的な虫歯予防が可能となります。 |
フッ素について
【フッ素の効果】
フッ素は虫歯予防に、次の4つの働きをします。
| 1. |
石灰化の促進作用。 |
| 2. |
石灰化の際にフルオロアパタイトを生成し、より耐酸性の高い歯質とする。 |
| 3. |
お酸の産生を抑制する。 |
| 4. |
抗菌作用がある。 |
歯と唾液とプラークの間では、常にカルシウムとリンの交換、つまり、脱灰と再石灰化が行われています。この時、酸性状態(PHが低い)が続くと、脱灰が進行し、やがて初期虫歯になってしまいます。
しかし、フッ素は再石灰化を促進し、エナメル質の表面にフルオロアパタイトを生成して、よりよい耐酸性の高いエナメル質を形成します。また、プラーク中の細菌の酵素を阻害する働きがあるため、酸の産生も抑制します。
唾液の中には、リンやカルシウムが溶けていて、それが歯の中に取り込まれたり(再石灰化)、歯から奪われたり(脱灰)しています。フッ素は、この再石灰を促進し脱灰を抑制します。
歯周病について
この病気は、歯の表面に付く細菌の塊(プラーク)による炎症で、歯を支えている歯肉や歯槽骨が細菌の産生する毒素によって破壊されていきます。
歯を支える骨が失われれば、当然の事ながら歯はグラグラと動揺してきます。動揺をはじめた歯をそのままにしておくと長持ちしません。そのうちひどく腫れたり、痛みが強く出てきたり…最終的には抜けてしまう病気です。歯を失う原因の多くは、この歯周病です。
歯周病の細菌は歯と歯肉の境目に生息しています。
この細菌は、歯肉の炎症を起こすような様々な物質を産生し、さらには骨を吸収してしまう結果にもつながってくるのです。また、これらの細菌は歯石(硬い石のような物質)を作る原因にもなります。
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歯周病は痛みがなくても、徐々に進行していく病気です |
歯周病の怖いところはある程度進行してこないと、自覚症状が現れないということです。
したがって、病気になっていてもそれほど進行していない20歳代や30歳代では気付かず、40歳代ではじめて病気に気付く事が多いのですが…すでに病気が進行している段階です。
| 1. |
朝起きると、口の中がネバネバする。 |
| 2. |
歯磨きをしていると血が出る。 |
| 3. |
口臭が気になる。 |
| 4. |
歯肉がむずがゆい、痛い。 |
| 5. |
歯肉が赤く腫れている。 |
| 6. |
硬いものが噛みにくい。 |
| 7. |
歯が長くなったような気がする。 |
| 8. |
前歯が出っ歯になったり、歯と歯の間に隙間がでてきた。 |
……このような症状が一つでもある人は程度の差はありますが、歯周病の心配があります。検査をお勧めします。
介護予防と歯科
『口腔内の健康』と『介護予防』は大きく関係しています。
いつまでも心身ともに健康で、明るく楽しく暮らしていくには、今から何を考え実行していったらよいのでしょうか…
いつまでも健康で生き生きと暮らしたい…そのためには日常生活や気の持ちようを工夫し、寝たきりにならない、介護を必要としないよう心身の衰えを予防することが必要になります。
そのような取り組みを『介護予防』と呼びます。
あなたは毎日、きちんと噛んで食べていますか?
きちんと噛んで食べることは、唾液を多く分泌させ食べ物の消化を促進させ、口腔内を清潔に保ち、脳を活性化させ認知症(痴呆)を予防するなど、身体に対して多くの好影響を及ぼします。
よく耳にする【8020運動】(→80歳になっても自分の歯を20本残す)の目的はただ単に多くの歯を残すことだけでなく、高齢期になっても何でも食べられる良好な咀嚼機能(食べる機能)を維持することを目的としてます。
しかし、現実には歯や義歯の調子も良く、食事の時何でも良く噛める人はどのぐらいいるのでしょうか…?咀嚼機能が低下し“食べられない”“噛めない”ことが多くなり、軟らかい食品を摂取し、結果『食欲の低下』を招いてしまいます。
●よく噛むことを心がける
→軟らかいものばかりではなく歯ごたえのあるものを食べるようにし、よく噛みましょう。噛むことで顎の筋肉が鍛えられて咀嚼機能が高まります。
●抜けた部分を放置しない
→歯が抜けてしまうと咀嚼機能が低下するだけでなく、残った歯にも影響し全体の噛み合わせのバランスが崩れてしまいます。歯が抜けた部分は放置せず相談してください。
●歯をケアする
→虫歯や歯周病で歯が抜けてしまうのを防ぐため、1日1回は十分な時間をかけて自分の歯を磨きましょう。歯並びは一人一人違うので、自分に合った方法を歯科医院で確認しましょう。
●定期的に歯科検診を受ける
→歯医者は痛い・辛い・怖い…というイメージが強い方も多いと思いますが、定期的に歯科を受診すれば、虫歯や歯周病も早く発見でき、歯石を取るクリーニングもできます。入れ歯もこまめに調整できます。『痛いから行く』から『健康を保つ』ための歯科に変えてはいかがでしょうか。
◆健康な歯の働き◆
| 1. |
摂食・嚥下(のみこみ)の機能
お口とは、食べ物を噛みくだき、だ液と混ぜて摂食・嚥下をする器官です。また、呼吸する器官でもあります。 |
| 2. |
コミュニケーションの機能
発音がはっきりし、明瞭に会話することが出来るかが日常生活にとって重要です。また、表情を豊かにし、楽しい日常生活にとっても大切です。 |
| 3. |
感覚の機能
おいしく食べるために、味覚・触覚・温度覚を感じる器官です。また、感覚器は脳機能の活動・発達を促します。 |
| 4. |
感染防御機能
だ液には病原性のある細菌やウイルスを殺菌する作用があることが知られています。 |
虫歯・歯周病の原因であるプラーク(歯垢)。このプラークの中にはさまざまな菌が生息しています。
その中の歯周病原因菌には、タンパク質分解酵素などを作り出しているものがあります。
これらの酵素は、《のど》の粘膜表面にインフルエンザウイルスなどを付着させやすくしてしまう可能性が指摘されており、健康高齢者の方においても大きな問題となってきます。
それだけでなく、プラークの中の細菌は慢性感染症として、全身的にも様々な疾患を引き起こす原因になります。
例えば重度の要介護者の場合…全身的な免疫機能の低下、嚥下反射(飲み込む力)や咳反射が低くなってしまう、口腔内にたまった細菌の誤嚥などにより健康な状態より免疫力か低下しているため肺炎になってしまう可能性が高くなります。しかしこれらは、重度の要介護者だけではなく、発症率は低くなるものの、比較的症状の軽い要介護者(「要支援」「軽度要介護者」)の方にも可能性があることがわかってきています。
元気な時から、適切な口腔清掃ができるということはとても重要であり、清潔な口腔内の保持は肺炎等の予防つまり命を守る重要なものであるということをご理解頂きたいです。
歯と歯ぐきが健康でないと胃腸障害や肩こり、頭痛、心臓や肝臓に炎症を引き起こすなど、全身の病気の引き金となる事もあります。
◆消化器・呼吸器の病気
胃炎、胃潰瘍、誤嚥性肺炎
☆お年寄りの肺炎の原因菌はお口の中に潜んでいる。
◆循環器の病気
心内膜炎、心筋炎、動脈硬化
◆皮膚の病気
皮膚炎
☆皮膚炎も口の中に原因がある場合もある。
◆代謝異常の病気
糖尿病
☆歯周病を治療すると血糖値が下がる場合もある。
◆妊娠
早産・低体重児出産
◆全身
敗血症、頭痛、肩こり、内臓の不調、栄養障害
≪ 「東京歯科保険医協会」資料より ≫